北陸3県の広告クリエイティブを記録する北陸コピーライターズクラブ年鑑2024「HCC年鑑」の編集を担当しました。
本書には、2024年度の北陸コピーライターズクラブ賞(HCC賞)の受賞作品および一次選考通過作品を収録。HCC賞は、北陸に関わるコピーライターやCMプランナーが手がけた広告作品を評価する賞であり、地域に根ざした表現の可能性を広げることを目的としています。
特別審査員・三島邦彦氏(電通) を迎えた今年度は、応募総数96件・530点の中から、グランプリ1点、HCC賞9点、特別賞2点を選出。広告コピーやCM表現が持つ力を見つめ直し、優れた作品を選び抜きました。
また、三島氏による「言葉の工藝」講演を特別収録。コピーライティングの核心に迫る言葉の数々が、クリエイターに新たな示唆を与えます。
デザインは木下芳夫氏が手がけ、「言葉という一石」をテーマに設計。表紙には、石のシルエットや雪を思わせるデザインを施し、コピーやCMの言葉が人々の心に波紋を広げていく様子を表現しました。また、コデックス装による180度開く仕様で、掲載作品をより見やすく仕上げています。
HCC賞の記録としてだけでなく、コピーやCMが持つ可能性を改めて考えるきっかけとなる一冊です。
年鑑編集長:大久保浩秀
アートディレクター:木下芳夫
年鑑編集委員:虎尾弘之、土用下史宏、丹羽富士夫、宮保真
撮影:山田康太
発行:株式会社宣伝会議